2023/08/23 14:18




毎日のデスクワークで使う、なくてはならないオフィス家具といえばなんといってもオフィスデスク。
近年では働き方が多様になってきており、テレワーク・リモートワーク・在宅勤務などの自宅での勤務が可能な会社も増えてきたため自分でデスクを用意したという人も居るのではないでしょうか。
オフィス移転や流行のフリーアドレスへリニューアルの際、オフィスレイアウトや社内イメージを一新するためオフィス家具を入れ替える場合もあると思いますが、デスクワークと一言でいっても仕事内容によってパソコン作業だったり書き物だったり、使用するオフィスアイテムは多種多様なため用途別に必要な作業スペースは異なってきます。
本記事では、幅、奥行き、高さなど、実例を交えておすすめの適切な1人分のオフィスデスクの選び方をご紹介いたします。



デスクサイズの選び方①横幅|デスクの最適な横幅ってどれくらい?

日々、デスクワークを行っている社員が快適に業務を行う為にはどれくらいの幅が必要になってくるのでしょうか。
おすすめの横幅の選び方を実例写真をご紹介しながら選ぶポイントを解説いたします。

■ 幅400mm~500mmのオフィスデスク

おしゃれなカフェに置いてあるような幅40cm未満・幅50cmのデスクは、必要最小限の作業が行える最低ライン。ノートを開いて書いたり、小さめのノートパソコンかipadなどのタブレット端末でメールチェックしたり……といった作業するのがやっとです。そのため他の小物を置く余裕スペースはあまりありません。
幅40cm未満の机に収納できるようなチェアはなかなか無い為、シンプルなスツールと合わせたり、テーブルに合う高さのソファと合わせると良いでしょう。
また、日本人の平均的な肩幅は約50cmとされているため、長時間作業をしていると狭く感じてしまいます。そのため短時間で終わるような作業であれば普段使いにおすすめです。
こちらの幅が小さいデスクタイプは、小型の道具を使用する職種以外に、作業スペースを拡張するサイドテーブルとして使用するのも便利です。



■ 幅600mm~700mmのオフィスデスク

幅60cm/70cm程度あれば、基本的にタブレット端末や小型のノートパソコンでの作業が少し余裕をもって行える最低ライン。ノートパソコンの横にようやくマグカップやPCマウス等を置くことができる幅です。
机にぴったり収まるようなチェアなども、ようやく見つけることができるサイズ感でもあります。
また、前述した日本人の平均的な肩幅を考えると長時間作業するなら70cm以上がおすすめです。
ダイニングテーブルとして飲食兼用で使用するなら、こちらの幅が1人分の食器を並べられる最低サイズ。
テレワーク・リモートワーク・在宅勤務など自宅でちょっとした作業をする場所として使用したり、基本的に小型のノートパソコンを使用する狭小オフィスや会議室、オフィスカフェなど、コンパクトな空間にしたいのであれば、選択肢の一つとして導入を検討しても良いかもしれません。


■ 幅800mm~1000mmのオフィスデスク

幅80cm/90cm/100cm位になると、ノートパソコンを置いてもようやく左右に空間の余裕が確保できます。マウス操作も可能ですし、A4サイズの書類ケースやファイルを置くことも可能です。
もちろんデスクチェアは、デスクに収納できるサイズのチェアを見つけることができる幅となります。天板の奥行きがあれば、キーボード、デスクトップパソコン、モニターなども置くことができるでしょう。
前述した日本人の平均的な肩幅を考慮すると、こちらのサイズであれば窮屈さは感じません。
ただし、一般的にはまだまだ省スペースと感じることは否めません。テレワーク・リモートワーク・在宅勤務など、自宅で使用するのに丁度良いサイズ幅となっています。
お部屋に余裕があれば左右にサイドチェストを追加し袖机のようにしたり、余裕がなければウォールシェルフやパーティクルボードなどの壁面収納等のインテリアを設置し、机上に小物等を置かないように心掛け、作業効率を下げないようにするのが大切です。


■ 幅1100mm~1300mmのオフィスデスク

幅110cm/120cm/130cmは一般的なオフィスデスクとして人気のある、スタンダードな幅サイズのデスクです。
比較的どのような業務内容でも不自由なく使用でき、デスクトップパソコン・モニター・キーボードの他にも電話を設置したり資料やカタログ等を広げて作業する書類仕事ができるため、ゆとりのある事務机となります。
こちらもパーティクルボードやウォールシェルフなどの壁面収納を設置利用すれば、作業しやすい環境のオフィスデスクになるでしょう。


■ 幅1400mm/1500mm/1600mm/1700mm/1800mm以上のオフィスデスク

幅140cm/150cm/160cm/170cm/180cmといった大型の天板幅のオフィスデスクはかなり余裕があり、どのようなワークスタイルにもおすすめ。
机上にA4サイズの資料はもちろん、カタログや図面を広げるような使い方をしたり、作業効率がアップするようデュアルモニターを配置しても、パソコンデスクとして十分なワークスペースが確保できます。
大きな天板だと、チェアに座った際足元の左右に空間ができます。そのため空いたスペースにラックやキャビネットなどのインテリアを設置して収納スペースを増やせますし、作業が行いすいため天板幅が大きめなのはメリットではありますが、自宅や狭小オフィスなどの部屋に置くと圧迫感を感じてしまうことがデメリットでもあります。
横幅がワイドなオフィスデスクは使用する場所やオフィスレイアウトなども考慮し、選択するのが大切です。